ミユキ訃報
酒場で飲んだくれていたら動物園写真『晴れときどき雪豹』の管理人さんからメールをいただきました。
さようなら、偉大な母「ミユキ」
ユキヒョウの「ミユキ」が死亡しましたと東京都の広報に載りました。
昨日18日死亡、死因は心筋梗塞だそうです。
すぐ載せていただいて感謝します。
写真は16日午後撮影です。
この時は自傷のシッポ傷はあるけれど元気そうでした。
なぜか出番表はマユとなっていてびっくりしたので印象深い日でした。
もちろんすぐ替えておきました。
ミユキはここ2年ほどスプレーで血尿が出ていましたが、今年は透明なスプレーで腎臓は大丈夫だなと素人ながら勝手に安心していました。
でも心筋梗塞だなんて突然の出来事だったのでしょう。
野生動物は亡くなる一歩手前まで弱みを見せない(血尿はしょうがない)ので飼育係さんも異常には気がつかなかったと思います。
これでザルツとユキエの間に生まれた11頭の子供のうち日本にいる個体は全て亡くなったことになります。(調べがついていないのは中国に旅立ったユキコ、オオジ、コウベ、とミヤコ)
ここ数年多摩のユキヒョウウォッチャーをしていたので一時代が終わったようでとっても哀しいです。
子供が産まれると突然人があふれるユキヒョウ舎ですがそれ以外は静かな物です。
16日の土曜日も子供達の出番が終わると午後はいつもの静かなユキヒョウ舎に戻りました。
ミユキもそのなかで木にゆっくりと入念に匂い付けをしていたように思ったのですがそれが遺品になりましたね。残念です。
合掌
区切りとして血統表を表示します。
下表の通り現在の国内動物園ユキヒョウ飼育数は27になりました。
もしよく見えないようでご入り用ならメールをいただければ上の二つのファイルはtxtとxlsで提供させていただきます。正確性は保証しませんのであしからず。
by fuchaka | 2008-08-19 23:07 | 多摩動物公園 | Comments(4)
貴重なユキヒョウの血統を残してくれました。
私の中では、温厚で優しい姿が印象的な美猫さんで、
ミユキさんの姿を見ると、なぜか心が落ち着いたものです。
ミユキさん、ありがとう。そしてお疲れ様でした。
合掌。
このコメントを入れて偉大さを広く伝えてくれた園側の配慮に感謝します。
マイとミュウの子育てを終えた後大分よれよれになったミユキも最近はずいぶん元気を回復していたようなのでびっくりしました。